週刊ベッター品質(2)

今回は社内の教育について説明させていただきます。我々はまだ創業から約1年半と短いですが、これからベトナムで事業を始められる方の参考になればと思い、一つの例として弊社の取り組みについてお伝えします。

誤解を恐れずに言えば、一般的にベトナム人は残業を好みません。ホワイトカラーの人の場合、朝から5,6時頃まで働き、その後は友人や恋人、家族と多くの時間を過ごすことに重点を置いた生活をしています。私はこの生活観や仕事観を否定するわけではありませんが、先進国のビジネスパーソンのように自らのキャリアを切り開いていくことができるようになってもらうために、仕事通して自分を磨くことを教えていきたいと考えています。今後3年、5年、10年というスパンでこの国の成長を考えたとき、今20代前半の彼らは間違いなく国内だけでなく世界各国でもっと自由に働くことができる時代が来ます。その時代が来たとき、他の国々の優秀な人材に負けないように、どこでも通用する能力を身につけさせ、僭越ながら、国際的に活躍できる人材を輩出できる組織にしていきたいと考えています。

弊社は出版業であり、また、ベトナム人と日本人社員関係なく接しているため、ベトナム人社員にとっては仕事も多く非常に厳しい環境になっていることは間違いありません。当初は彼らもこの状況に驚き、また、不満もありました。しかし、週刊Vetterの事業を行う意味と目的、なぜ若い彼らが今仕事に注力すべきかということを説明して理解してもらい、ハードワークをする文化をつくりました。人生において仕事やプライベート等、どこに時間を多く割くかということは彼ら次第ですが、本気で成長したいと考えている伸びしろのある若い人間を時間をかけて採用しています。

また、我々がお客様に提供しているのは広告サービスですが、社員におもてなしの心を教えて、広告枠の中だけのお付き合いとしてドライに考えず、ビジネスパートナーとしてお客様のビジネスを多方面で可能な限り支援できるような関係の構築を目指しています。もちろん、最初からうまくいくことはなく、今までも失敗の連続で、お客様など関係各所から厳しいご指摘をいただき、その失敗から都度学び、常に改善していくことでなんとかやってきました。理想を追い求めればきりがありませんが、我々が求める姿を目指し、社員との良い人間関係を維持し、忍耐強く教育をしていけば、良い人材に少しづつ育っていくということを身を持って学びました。私も含め、若輩者ばかりの組織であり、試行錯誤の日々ですが、多くの人に支えていただきながら、妥協をせずに社員全員で成長していき、より良いサービスを提供できるように努めて参ります。

週刊Vetter品質(1)

今回から当社のミッションである「あらゆる外部要因に屈すること無く、常に高品質なメディア、顧客サービスを提供する。」について、我々が目指す品質を軸に数回に分けてご説明させていただきます。

言うまでもなく、ベトナムは日本と時間や品質に対する意識が異なります。多くの方が苦心されているように、当社もまた同じく、道のりは決して平坦ではありませんでした。ただ、難しいとばかり言っていては、何もはじまりません。決してやりたくなかったのは、ベトナムだからしょうがないという甘えや、ベトナムなのでこれしかできないという妥協でした。確かに思うようにならないことはたくさんありますが、それでも常に様々な角度から解決策を探り、地道に働きかける努力を継続していけば、必ず道は開けるということを経験によって学びました。特に印刷や配送の品質など、まだ当社の理想的なレベルに達していないのですが、各パートナー企業の代表者と直接話し、我々のビジョンと求める品質を時間をかけて説明して理解してもらうことにより、徐々にですが改善してきています。

外部パートナーへの教育と同様に、社内にもグローバルレベルを求め、その企業文化づくりを進めています。私自身の米国企業と日本企業に勤めた経験から、それぞれの良いところを活かし、普遍的かつ可能な限りベトナムの人に受け入れられやすい風土にしていきたいと考えました。この点については、何をもって普遍的と言えるかはそれぞれの価値観によって異なると思いますが、私はこの国の人に「日本品質」のみを教えるだけではなく、「グローバル品質」を目指した組織をつくることに時間を注いでいます。次回は当社の組織や人材教育、絆を大切にしたお客様との関わり方について詳しくお伝えします。

本コラムの開始について

改めまして、週刊Vetterの岡本でございます。おかげさまで週刊Vetterの発行を開始して一年と少しが経ちました。広告主様、設置店様、パートナー様や読者の皆様に支えていただき、また多くのご支援をいただき、ここまでやってくることができました。幣誌では創刊当初より、さまざまな方々からご意見を頂戴し、今後の方向性を日々模索することで、広告主の方々の事業拡大に繋がり、ベトナム在住の日本人の方々に喜んでもらえるような誌面作りを毎週行っております。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

今回から不定期ながら、弊社について新たな形態での情報発信を開始することをお知らせいたします。 これまで週刊Vetterではお伝えしたいことや方向性は、誌面のコンテンツを通じて表現してまいりました。軸を据え、ぶれることのないように試行錯誤を重ねて毎号発行していますが、それだけではどうしても伝わりきらないことがあると痛感していました。そこで、今回より代表の私岡本が、誌面のコンテンツだけでは表現できない想いや考えを日常の出来事などを交えながらお伝えしていきます。これまでと違った角度で幣誌のことを知っていただきたいと思います。

我々はベトナムにおける日本語フリーペーパーの中で最後発ですが、今後もっと多くの方に読んでいただき、また同時にこちらで事業をされている企業様のお役に立ちたいと強く願い、それを実現するために事業をすすめております。また、若輩者であり、微力ながらこの国で起業し、多くの雇用を創出して事業を成長させ、経済的にも文化的にもベトナムと日本に貢献することを目指しております。

「新しく出て行くものが無謀をやらなくて一体何が変わるだろうか」。これは幻冬社社長の見城氏が考えた彼らの自社広告の言葉であり、私自身週刊Vetterを発行して事業を開始するにあたり、この言葉を反芻して日々経営にあたっております。新参者には新参者に与えられた使命と責任があります。我々の使命は、常に新しいことに挑戦して今までに無い価値を提供して、ベトナム在住邦人の生活をより良くし、企業の発展に貢献することです。責任は継続的に成長できる組織をつくり、雇用を生み出して社員と関係者を幸せにし、最終的にベトナムと日本の経済と文化の架け橋になることです。弊社はこれを念頭に置き、「ホーチミンとハノイ、ベトナムの二大都市にて発行する唯一の日本語週刊無料情報誌」という強みを活かし、新たな挑戦を続けていきます。